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2005年 08月 24日
ALC 工事が進行中。ALCは発泡軽量コンクリートのことで、工場で制作される既製品。気泡が中に入っているコンクリートなので、不燃、正確、軽量。現場での作業が楽、輸送も楽。ただもろいのですぐに欠け、細かい造作は無理。色はライムストーンのようで、見ようによってはきれい。ただ脆くて、水を吸うので素地のままで使われることはまずない。普通の生活を送っていれば、まずお目にかかれないもの。外側からは吹きつけタイル、内側からはプラスターボードで隠されてしまうが、とにかく早くできるので、世の鉄骨建築のほとんどはこれでできている。まあ一つの工業としてインスタントに建築が生産されている現状を象徴する材料ともいえる。だから作品をつくろうという建築家はまず採用しない。性能的にもコスト的にも優れているが、意匠的には全くダメという評価だと思う。ということは意匠的にも良いと言うことになれば鬼に金棒の材料になる。
1階北側開口。アオギリがまた生えてきた。 2階階段踊り場(客間?)から下に事務所、上に居間。 2階居間はガラス張りで、隣の外壁が壁紙に。 2階キッチンから見る居間と事務所。右側がもう一つの大きな踊り場でたぶん書斎のような場所になる。 居間の腰壁。ALC担部はアングルの一辺で押さえてある 平面が台形なので、床パネルにも半端ができる。うまく収めて! これがALCを柱の間にインセットした状態。これが仕上がりなのにちょっと下の方が欠けてる。こういうのをどうやって埋めていくか、検討中。 インセットにして室内に露出するための細工。アングルにZクリップを取り付ける。
by h-abw
| 2005-08-24 01:15
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