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2005年 08月 10日
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by h-abw
| 2005-08-10 10:54
2005年 08月 04日
待望の建て方始まる。現場の進行にブログが追いつけず、結果的に間をずいぶんはしょることになるが、途中のことは後日改めて。
鉄骨をクレーンでつり上げるときに、隣の建物の屋根の上を通らなければならない。これぞ旗竿の困難。でもなんとかなりそうだ。 曲がって行く幹となる柱列を階段側から見上げる。1650㎜ピッチ。 右が幹となる柱□−200の列。これが階段部分との境になる。左側に□−80の外周柱。しだれ柳の枝のように中が太くて外が細いイメージ。ここは2階のリビングルームになるところ。南側の隣家の脇から坂の方向に視線が抜ける。 南側から見る。手前の家と町会所のスキマから顔をのぞかせている。 内部空間を有効にとるために、細くなっている外周の柱間にALC パネルがインセットされる。家具と干渉するブレースはなく、ラーメンフレームになっている。今回は鉄骨を露出し、かつ錆止めで終わりなので、鉛成分が含まれていない錆止め塗料JIS5621を鉄工所の方に教えてもらったところ、白があったので採用。普通は赤茶なので、とても新鮮。青空にも映える。(よ) #
by h-abw
| 2005-08-04 02:07
2005年 08月 02日
密集地での井戸掘りはご近所を驚かせてしまった。でも深井戸なので地盤沈下の心配はない。ボーリングの振動と、軸を回転させるためのディーゼルエンジン音が、住宅地に響く。振動による周辺の既存建物の変形を心配した近所の方々が、何度も現場を見学に。ご迷惑おかけしました。
万が一震災があっても、この井戸水があれば少しは安心では? これがボーリングの先端でガリガリやるところ。エイリアンの口に似ている。 深さを測る巻尺。 沈泥槽とふるい。 泥水が出て来た! 井戸1号を覗き込む #
by h-abw
| 2005-08-02 01:23
2005年 07月 30日
24時間稼働の建築ということで、冷暖房も全館一括方式を考えている。エアコンの風と音が嫌いなので、輻射式冷暖房を採用している。これは大きなラジエーターみたいなやつで、鉄のチューブの中を冷温水が通る仕組み。部屋の中に温かい物、冷たい物が置いてあるということ。夏は表面が結露して室内の湿気を除去するので、不快指数を下げる。空気を暖めたり冷やしたりするのではないから、窓を開け放しにして、風を取り入れる自然換気と併用できるし、フィルターに埃がつまるとか、カビ臭くなるということもない。システムはPS工業http://www.ps-group.co.jp/のHR-C。この建物の中ではたぶん二番目の贅沢品になっている。
これに伴って、温水と冷水をつくる熱源として井戸水を考えている。そのために汲み上げと、汲み下げのための二本の深井戸を掘った。地下40mにある東京層というところから汲み上げた井戸水は季節を問わずに15,16度を維持しており、真夏、真冬の外気温との差は約15℃にもなる.この温度差を利用した熱交換機によって冬には温水、夏には冷水をつくる。熱交換機を経由した水は夏には18℃ぐらいになるそうだが、まだ冷たい。これを屋上に設置した灌水パイプから流して建物の表面がうっすら汗をかいた状態にする。その気化熱で建物を冷やす。とにかく、エアコンのように建物の外の空気を暖めたり、冷やしたりせずに、地下から汲み上げた水と大体の熱のやりとりを済ませ、この水をもう一本の井戸で地下に戻すので、もし仮にどの建物もこのシステムを採用したならば、論理的、科学的にはヒートアイランド現象も少しはおさえられるかもしれない。でも経済的にはインセンティブがないから、このシステムが大きな広がりを見せることは残念ながら難しいだろう。そういうものには論理もへったくれもない、というのがアメリカ政府の狂牛病対策でわかった考え方だった。曰く「全頭検査は科学的ではない」。 井戸水を使うとわずかではあるが電気代は圧縮できる。でも初期投資をカバーするには60年かかるので、100歳まで生きないと割に合わない。室内の空気質が良くなって、静かになるとはいえ、経済的にはあまりメリットがない。大手建設K社に勤める兄に相談したら、「過剰スペック、ナンセンス」と一笑に付され、一時は計画を断念か?と自信をなくしかけた。でもそのころから徐々に、「井戸をペットだと思えばいいんじゃないか?」と思いはじめた。なんとか実行に移したい自分を納得させるための自然な意識の働きなのだろうか。今では地面を突き破って地上に顔を出した、双頭の龍みたいなものを勝手に想像している。これは地球を飼い慣らすことでもある。外車より井戸を持ってる方が、かっこいいかなと。というわけで、一番の贅沢品はこの井戸だと思う。(よ) 4月28日。まだまだボーリング中。 #
by h-abw
| 2005-07-30 14:03
2005年 07月 23日
この模型は外装に布を貼っているが、実際は砂付きアスファルトルーフィングというのを貼って、微細な表面積を増やすようにしている。これは夏場、建物にじわっと汗をかかせるため。パラペットの周囲に散水用のチューブを這わせ、表面に水を流して気化させ、建物表面の熱を奪ってもらう。ルーフィングの角の収まりも、やっぱりつまんだような感じ。ツルツルピカピカの「玉」ではなく、ゴツゴツザラザラした「石」で行こうというのが、この模型を作ったあたりからはっきり意識されてきた。(よ) 最後の写真はアスファルトルーフィングの例。でも鱗状にはしないつもり。 #
by h-abw
| 2005-07-23 02:08
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